依頼を受けて始めた高森稽古照今(けいこしょうこん)塾。
稽古照今というのは、『古事記』
古(いにしえ)を稽(かんが)えて、
現代をどう見て、どう判断するか。
その基準や手掛かりを歴史に求めよう。
ーというのが、キー・
毎月1回、土曜日の午後5時〜7時の2時間を12回。
テキストは拙著『歴史から見た日本文明』
1年かけて第1章と第3章を扱った。
第1章のテーマは、日本民族の起源。
結論は、日本人は「
ポイントは、いわゆる「
縄文・弥生の連続性、
第3章は、“国の起こり”
2月11日「建国記念の日」制定の背景からスタートして、
明治→近世→中世→古代と遡り、
描かれた神話から初代天皇へのストーリーを分析した。
毎回、
例えば、
極力、最先端の知見を披露したつもり。
“変化球”
東京大衆歌謡楽団の動画を紹介したり。
中にはむしろ、そっちがメインと思い込む受講生も。
テキストを持参しないで平気な不届き者まで現れる始末。
終わり頃の数回は、ビブリオ・バトルも組み込んだ。
手前味噌ながら一見、固そうなテーマを扱っていても、
ほぼ毎回、
塾の名前も当初は、
「爆笑!(又は熱血!)目からウロコ塾」
だが、フザケ過ぎと思われて却下。
受講生は20〜30歳台の若い社会人、50名ほど。
彼らの感想文の一部を紹介する。
「
「塾を通して学んだことが、塾の名前の通り、“今”
「1番心に残っているのが、
回です」(女性)
「皇后陛下の結婚のお話が最も心に残っていて、
「今までと天皇陛下、皇族の方々に対しての想いが変わりました」
「先生のお陰で苦手だった日本の歴史や国防や皇室の
お話など楽しく学ぶことができました」(女性)
「1ヶ月のこの2時間が、私にとって本当に大切な時間でした」
(
「
「先生のお陰で教師として、
授業をしたいと思えるようになりま
お世辞でも、こんな感想を寄せてくれると、単純に嬉しい。
さぁ、
って、
受講生がいなくて教室ガラーンとしていたりして。